どうしてこうなった!?北海道新幹線、目立つ空席
昨日で1週間が経ちました。
新設の新幹線駅や観光施設は地元客や観光客でにぎわう一方、
運行される新幹線は平日には空席も目立っています。
今後は開業効果をいかに持続させ、
乗客増に結びつけるかが課題です。
新函館北斗駅(北海道北斗市)の駅前広場で
開業日から31日まであったイベントには
15万6000人が来場しました。
駅の案内所やアンテナショップには
1日までに約2万人が訪れました。
地元住民に加え、北海道以外からのツアー客も多く、
こんなに人が来るなんて、開業効果が出ている」と喜びました。
26~31日、前年同期比9%増の4万3643人が乗車しました。
31日までに前年同期比で約13%増えました。
ただ30日以降は前年並みだといい、同タワーの大場泰郎営業部長は
「平日でも3割は増えると予想したので、少し残念だ。これからに期待したい」
と話しました。
JR北海道によると、新幹線利用客は3日間で約2万9700人で、
平均乗車率は43%。初日の26日は乗車率61%でしたが、
平日の28日は31%に下がりました。
29日以降の乗車率は公表していないが、予約状況では空席が目立ちます。
観光名所の函館朝市の関係者は「土日だった開業後2日間は人が増えたが、
その後は通常と変わらない。平日の入り込み数をいかに伸ばし
大型連休の繁忙期につなげるかが勝負だ」と話しています。
今後は北海道の自然風景や温泉、食など観光PRに力を入れて、
ゴールデンウィークの長期休暇を中心に
国内のみならず、海外からの観光客を引き寄せていくことが
北海道経済の発展に必要不可欠です。