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限りない権力と金の欲望が生んだ史上最大の汚職事件

サンパウロ時事】史上最大の汚職事件に揺れるブラジルの議会で、ルセフ大統領への弾劾手続きが加速している。  17日には下院で特別委員会が設置され、本格的な審議が始まった。大統領を支える連立政権は分裂の危機にあり、予断を許さない状況だ。  野党は昨年、財政を健全であるように見せかけるために2014年の政府会計が不正に処理されていたとして、ルセフ氏に対する弾劾請求を議会に提出。ルセフ氏が再選された大統領選が同年に行われており、野党は選挙戦を有利に運ぶために不正が行われたと主張した。  大統領弾劾には上下院でそれぞれ3分の2の賛成が必要となる。当初は成立困難とみられていたが、景気低迷に加えて、深刻な汚職事件が明るみとなり、情勢は一変した。  与党労働党と連立を組む最大政党のブラジル民主運動党(PMDB)は、行き詰まるルセフ氏に危機感を強め、連立離脱を検討。党内からは「大統領には難局打開の能力はない」と公然と批判する声が上がり、13日に全国で行われたルセフ氏退陣を求めるデモに参加する議員まで現れた。 

 

 

○記事に対する私の見解

 

政治家の汚職を払拭していかない限り、先進国への仲間入りが遠いていく。

 

政治の汚職、腐敗は多かれ少なかれ世界中で起こっているのが現実だ。その中でも汚職が進んでいるのが、中東やアフリカ、中南米などの後進国新興国が大多数である。

 

今回の不正がメディアに大体的に取り上げられたブラジルのみならず、インドや中国、ロシアでも日常茶飯事のように起こっていることだ。もちろん、世界全体の中でクリーンな政治のイメージがある「日本」でも少なからず、汚職が行われているのが実態だ。

 

また政治の世界に限らず、企業活動にも当てはまることだ。2015年9月に発覚した「東芝の不正会計」がある。

われわれの一個人の心理的なところに目を向けると、自分を等身大以上に見せかけることと同じことだと思う。実態以上に見せることで、他人からバカにされたくない、承認されたいという心理が根底にあるのではないか。

 

必要以上に実力、権力を発揮するのではなく、実態をしっかりと認識した上で、これまでも国・企業・個人を発展させていくために何ができるかを考え、実行していくことだ。