米スターウッド、キューバでホテル運営へ 59年革命以来初
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の歴史的なキューバ訪問を翌日に控えた19日、米ホテルチェーン、スターウッドホテル&リゾート・ワールドワイド(Starwood Hotels & Resorts Worldwide)が、キューバで3つのホテル運営に乗り出すことを発表した。1959年の革命以来、50年以上ぶりにキューバに米ホテルが進出する。
スターウッドによれば、2つのホテルは今年中に開業し、3つ目のホテルについても契約を交わしているという。 スターウッドが運営に携わる改装は必要ながら既存の高級ホテル、ホテル・イングラテラ(Hotel Inglaterra)とホテル・キンタ・アベニーダ(Hotel Quinta Avenida)。イングラテラは最高級の「ラグジュアリーコレクション(Luxury Collection)」に加盟し、キンタ・アベニーダは「フォーポインツ・バイ・シェラトン・ハバナ(Four Points by Sheraton Havana)」として生まれ変わる。 3つ目のホテルはキューバのホテルグループ、ハバグアネックス(Habaguanex)と契約が交わされており、ハバグアネックスの「ホテル・サンタ・イサベル(Hotel Santa Isabel)」も「ラグジュアリーコレクション」に切り替えられる。
米ホテルチェーン、スターウッドホテル&リゾート・ワールドワイドが、キューバで3つのホテル運営に乗り出した背景には、アメリカとキューバの国交正常化がある。両国のヒト・モノ・カネ・サービス・情報が行き来することで、さらなるビジネス展開に拍車がかかることになるだろう。